DELL Precision T3600の改装/改造

2018/11/01

諸君、Nero大佐だ!

中古の「DELL Precision T3600」を夏休み前に手に入れ、
アップグレードパーツも手配し、現在のサブマシンとの入替を
しようと簡単に思っていたのだが、案外手こずったので
備忘録として残しておく。

元々の装備はビデオカード(NVIDIA QUADRO 600)と
FireWireカードと3.5インチHDD(500GBx1)、メモリは4GB
であった。
まずはメモリだが、ECC/Non-ECCどちらでも使えるのは
ワークステーションの強みだ。しかもECCは中古でもヤフオクでも
安く手に入れやすい。
最大32GBまでいけるが、安いとは言え8GBx4はちょっと高くなるので
PC-1600 4GBx4(計16GB)で4枚4000円弱で入手。
HDDはSSDへ換装必須なので、たまたま週末セールでクルーシャルBX-300-480GBが
9000円ちょっとと、特価だったのでこれも入手。

さぁ、これでサクッと交換してOS入れ直して・・と思ったが、
早速問題発生。

何が問題かと言うと、インスト時にHDDが見つからないのだ。
普通は、インストール先HDDが見えて、選択すればインストールが
始まるが、見えないのであればインストが出来ない。

サクッと調べると、どうやらこのモデルはSAS/SATA機能をカードではなく
オンボードで持っているみたいだ。
で、あるならばドライバを落としてきて、USBメモリにコピー。
windows7インスト時に追加ドライバの読み込みをすればOKだ。
C600チップセットドライバか、T3600のストレージドライバを指定して
読み込める方でOKだ。
この時、SSDはマザーボードのHDD-0(青いコネクタ)と繋いでいる。

HDDが見えれば問題ない。
但し、UEFIメディアブートから入れると後々困るので、legacyブートメディアから
インストするのをお勧めする。

windows7を入れた後にwindows10へ上げたいが、これが何度やってもインスト後の
再起動でエラーになる。
結果的にうまくできたのは、SAS用コネクタ(青いコネクタ)ではなく
DVDドライブが繋がっている(白コネクタ)の右横(SATA-0)に差し替えると上手く行く。

つまり、windows7の時にSASドライバを先に読ませてインストできたが、
windows10の時はアップグレードインストールで、インスト後の再起動後は
ドライバが無いのでまたHDDが見えない状態になっているのだ。

そこで、コネクタをSASからSATAへ変更するとインストールが完了する。

私の場合はSATAカードを追加したので、起動ディスクはSATAカード経由にしてある。

SSDは5インチベイの天板にマジックテープで取付けた。
(5インチベイに各種カードリーダを取付ようと思っている)

さて、折角のSAS機能なので使わない手は無い。
手持ちでもう1つ500GBのHDDがあったので、これをHDDベイに入れ、
青いコネクタとその横に接続

SASの設定は起動時のロゴ表示中にF2かF12を押してBIOS画面がブートセレクタに
入る前に一瞬でるSAS設定画面でCTL+IでSAS設定画面に入れる。

設定は簡単で、ストライピングがミラーリングが設定出来る。
折角なんでストライピングで設定。データが消えるよというアラートが
でるので「Y」で進むと設定完了。

windowsに戻ってディスクの管理からRAID設定したドライブを
フォーマットかければ完成だ。

今回は単にデータ保存用として高速書き込みを期待してストライピングにしたが
起動ディスクの保存としてミラーリングできると思うので、もう少し良く設定を
楽しんでみたい。

まとめると・・・

1)SAS(HDD-0)につないでインストする場合はSAS/SATAドライバが無いとHDDが見えない。
2)WINDWOS10を入れる際もドライバは必要。
 (この状態でもBIOS上では見えている。)
3)ドライバ類は予めダウンロードしてUSBに入れておく。
4)windows7インスト後はLANも使えないので、ドライバ類はUSBメディア経由で入れる。
  (LANが使える様になると、あとはdriver boosterなどで更新可能)

5)アップグレードインストール時はSASからSATAへ接続変更してからインスト。
 (最初からSATA-0につないで試したが、うまくいかなかった。ただ、これもドライバの
  問題かもしれない。SASドライバと同じ様にしていれば問題なかったかもしれない。)

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